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俺的名曲紹介 vol.16 ''Tom Waits'' / Ol' 55


今回の俺的名曲紹介ですが、Tom Waits (トム・ウェイツ)をご紹介させていただきます!「酔いどれ詩人」という異名で呼ばれたりしているトム・ウェイツ氏ですが、そのしゃがれた声で歌い上げる楽曲は、とても人情的に聴こえていて、温かく悲しい物語が綴られているように思います。


本日はトム・ウェイツのデビューアルバム『クロージング・タイム』より「Ol' 55 (オール55)」をご紹介しますね!


こちらはトム・ウェイツが1973年に発表した楽曲で、1955年型の古い車でハイウェイを走る様を描いています。イーグルス等多くのミュージシャンがカバーしていますね!


トム・ウェイツは1949年に生まれ、10歳の時に両親が離婚し、16歳には高校を中退してピザ屋の店員として働いていたそうです。


当時の彼は、流行していたロックではなくフォークやブルース、R&Bといったジャンルの音楽を好んで聴いていたそうで、ジェームス・ブラウンやボブ・ディランといった音楽家が好みだったようです。


そんなトム・ウェイツが音楽を始めたのは、ジャック・ケルアックの文学に影響されたことがきっかけの様です。ジャックケルアックの「路上(オン・ザ・ロード)」でも読んだのかな?


ジャック・ケルアックはビートニクの代表格でもある人物。ビートニクとは、第二次世界大戦後のアメリカ合衆国の文学界で異彩を放ったグループ、その活動の総称でジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、ウイリアム・バロウズと名前を羅列すると、聞いたことがある方もいるのでは・・・

中でも、ジャック・ケルアックの「路上」はヒッピー等の間で多くの愛読者と信奉者を生み、一気にアメリカのカウンターカルチャーの代表になると、今なお愛読されている小説です。2012年には映画化もされていますね!


トム・ウェイツは多感な10代を母親の元で過ごし、アルバイトをしながら当時流行していたビートニク文学に触れ、ボブ・ディランらの曲を聴いていたわけです。


なんとなく、トム・ウェイツが触れてきた背景を感じながら彼の曲を聴くと、トム・ウェイツを通しながら戦後のアメリカの発展の裏で繰り広げられる人間模様が感じられるようで、好きなんです(笑)


あと、アパレル目線で言うと、彼の洋服の着こなしも好きですね!

こういう雰囲気は真似しても出来ないジャンルなのかも(?)ですが、やっぱり参考にしちゃいます(笑)


ご興味があれば、是非!