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勝手にバイク談義 vol.1 - XS650 CHOPPER


バイクが好きで、あーだこーだとカスタムの着地点の無いようなことを話すのが好きで、純正もカスタムも古いのも新しいのも、どれも好きという駄目な大人一号のワタクシ吉川。生活には無駄な知識を引っ張り出して、バイク談義シリーズを始めてみました。

語るのは好きだが、運転は下手。バイク談義が向いていると信じたい。よろしくお願いします(笑)




初回はGusset代表N氏の愛車、XS650 チョッパーを題材に語らせていただきます!

この車両については、ベース車両を購入するところからずっと見てきているので、自分のバイクでは無いものの、変化の全てを知っていると言っても過言ではないですw


代表N氏がこのチョッパーのベースを手に入れたのは、確か10年程前ですかね。当時所有していたハーレーのXLCHを手放して、30分くらい経った後に・・・。「ヤバい。バイク欲しくなってきた」と、手放してすぐにバイクを探し出したことを覚えています。(笑)


候補はいくつかありました。ハーレーはもちろんのこと、古いトライアンフなんかも見ながら、最終的にXS650をチョイス。「多国籍チョッパー」というカスタムテーマを掲げ、現在に至ります。


(*こちらはXS650Eの純正)



XS650をカスタムベースに選びましたが問題は多かったですね(笑)

まず、リジットフレームにしたいが、日本国内の車両では制度の都合でフレームカスタムは難しい点が挙げられます。その為、アメリカでフレームをカスタムし、日本で登録可能な状態にして購入・輸入するところからスタートしました。新規輸入車両というかたちですね!


(*Gussetに届いた直後。理想的なフレームにこだわりつつ、外装は全て外すことに(笑))


GussetにXS650が届いたのはアメリカで購入してから、数か月経った後でした。

オーナー的にはフレームは理想的だったが、その他外装はまったくイメージとは異なっていたようです。なぜなら、ここからフレームとエンジン以外、全てカスタムすることになったのですから(笑)



(あっと言う間に外装を外してました)


(イメージを膨らませています)


到着後、その日の内に外装を引っぺがし、あーでもない、こーでもないと、イメージを膨らませて、完成のイメージが出来たのでしょう、そこからはパーツ探しの日々が続きましたね。

もう、Gussetのストックルームがパーツの山で。(笑)


集めたパーツを取り付けようにも、専用パーツを買っているわけでもないので、そのままでは付かないんですよね。当然ですが(笑)




お客さんのお店で溶接や板金をしながら取り付けるわけですが、バイクって数センチ、数ミリの取り付けバランスで、完成の印象が間延びしたり詰まって見えたりしますから、ここがベストッという位置に取り付ける為には、試行錯誤が必要です。

他にもHリムが良いとか、ハンドルはインチにしたいとか、古いハーレーのオイルタンクを電装ボックスにしたいとか、フロントフォークは他車の流用しつつスムージングしたいとか、このメーターじゃないと嫌だとか・・・


(こだわりのHリム)



(非常に苦戦したインチハンドル。スロットル関係が大変そうでした)


(パンヘッドのオイルタンクをぶった切り(笑) 結果、良い感じです!)


(メーターはSMITHS。このあとキャブレターも変わりますね(笑))


一進一退の攻防を経て、バランスよくパーツを組み上げたら、次はエンジンです。



1976年式のXS650。中身はそれなりにくたびれているでしょうから、ここはXS650を得意とする専門店さまにオーバーホールを依頼し、その流れでバイクの国内登録と車検を取って、いざ公道へっ!という流れ。





時間は掛かりましたが、オーナーがまたがると、やっぱりいい感じなんですよね。

オートバイからその乗り手の個性が感じられると、しっくりくるんです。
人馬一体とはよく言ったものですよね。





高価なバイクや安価なバイク。純正やカスタムバイク。新しいのや古いバイク。いろいろと選択肢があるバイクですが、自分にあったバイクに出会えたら良いですよね☆






XS650E
1970年に登場したヤマハスポーツXS1のマイナーチェンジモデルのXS650。そのXS650にフロントディスクブレーキとセルモーターを装着したモデルがXS650Eです。オーナーの車両は1976年式とのことです。

バーチカルツインのエンジンは、とてもパルシブで軽快な回転が印象的です。全てのパーツを取り払うようなチョッパーは、とても軽い車重も魅力で、このバイクは運転が楽しいチョッパーなんだろうなと思います。

CATALOG SPEC
排気量_653cc
エンジン形式_空冷4ストロークOHC2バルブ並列2気筒
最高出力_53ps(39.0kw)/7000rpm
最大トルク_5.5kg・m(53.9N・m)/6000rpm
車両重量_194kg