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三重県が取り組むウクライナ傷病兵リハビリ支援

2022年2月24日から続く、ウクライナとロシアの戦争。終戦が見えないまま、現在も戦いは続き、日本に住む私たちには想像もできないような毎日を過ごしている現地の方々は、とても疲弊していることなのだと思います。




こういった戦争のニュースを聞くたびに、自分の無力さを感じ、また家族や友人と繰り返される生活に幸せを感じられずにはいられません。明日があることを疑わずにいられることが、なんと素晴らしいことか。




先日、ひとりの方と出会いがありました。

洋画家の伊藤さま。




とても気さくな方で、多彩な技法を使った独自の作品を生み出し、作品製作、絵画個展のほか絵画教室や講座など、後進の指導にも取り組んでいる方です。


伊藤さんから、「今度、ウクライナ傷病兵リハビリ支援チャリティー展というものを開催するんですよ!」という言葉を聞き、ウクライナやロシアのことに無力感を覚えていた私は、とても気になってしまいました。




三重県では、NPO法人のSunPanSa(ウクライナ・ポーランド・日本の文化交流団体)という団体があり、傷病兵のリハビリについて日本全国に先駆けて県内の医療機関で行われているそうです。



SunPanSaは三重大学医学部卒業生を中心に三重県の医師たちなどを中心に結成した団体で、傷病兵のリハビリ専門施設として済生会明和病院や鈴鹿中央病院、桑名市総合医療センターにて対応している様子。



ロシア軍の侵攻により腕を失う等の怪我を負ったウクライナの方々のケアをするために義肢作成やリハビリなど、治療・社会復帰への支援を行うプロジェクトで、節電義手(筋肉に発生する表面筋電位の出力量によって動作制御される義手)等の最新の義肢も製作されているとのこと。



全然知りませんでした。勝手ですが、三重県に住む自分が誇らしくも感じてしまう(笑)


しかし、これらの行動には多額のお金がどうしてもかかります。クラウドファンディングも行われていたそうで、その時にはかなりの方々に助けて頂いたのだそう。



画家の伊藤さまも、美術関係者と共に微力ながら協力したいと、チャリティー展を開催することに至ったそうです。


本当に素晴らしいと純粋に思います。




自分の無力さをただ感じていた私にとって、こんなに素晴らしい行動を起こしている方もいるんだなぁと、とても心を打たれたわけです。


そんなわけで、もしご興味がありましたら行ってみてください。


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ウクライナ傷病兵リハビリ支援チャリティー展


共催:NPO法人SunPanSa / 株式会社 津松菱

会期:10月12日(木)~16日(月)

会場:三重県津松菱6階美術画廊



NPO法人SunPanSaホームページ

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三重県が先駆けて傷病兵の方々を受け入れていることに、本当に素晴らしいと思ったわけですが、実際のところ現地で被害にあった方々の支援は足りていないでしょう。数千・数万人の軍人・市民が戦争に巻き込まれ、命を落としたり生活が不自由になるような外傷を負っているのだと思います。


自分に出来ることなど本当に無いのですが、多くの人の無事と幸せを願わずにはいられません。