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2018年の初売りアイテムだった、NUKES EVOLVE (Gusset) × GERUGA × CONE MILLS DENIM。今年は2022年なので、4年近くも前の企画です。
現在は閉鎖されてしまっているようですが、この企画時はCONE MILLS社のホワイトオーク工場のワンフロアで、リーバイス501XXデニム生地を生産していた当時と同じ環境下で少量のデニム生地を作っていました。1950年代より勤める人員が、当時と同じ力織機を使うのはもちろんのこと、その機械や揺れも変えないようあえて当時と同じ古い床の上で、毎日少しずつデニム生地を生産する。それだけでもとても魅力的です。
世界のファッションを変えた、リーバイスと共に歩んできたデニム生地メーカーであるコーンミルズ社。その中でも、ホワイトオーク工場で生産される当時と同じ仕様のデニムファブリックは、僕にとっては特別なものでした。
そして、デニムと革を主体に深い造形とオリジナリティのあるパターンメイキングを展開してくれていたGERUGAと共に、オリジナルのデニムジャケットとパンツを企画したことは、今でも本当に光栄でいて、気持ちの揚がる瞬間でした。
月日は流れて、4年近く経ってくると、そのアイテムを購入してくれたお客様のデニムが、すごく育ってくれているんですよね!
今や世界一と言っても良いくらいクオリティの高い、国産の岡山デニムに始まり、多くのレプリカブランドのデニム生地ともやっぱり違う。
色落ちさせるために生まれた生地ではなくギアとして生まれたデニムが、いい表情に変わっていく。
力織機の織るムラや藍染めの染まり方、風土の違いによるコットンの差等など、挙げだしたらキリがありませんが、そんな労働者の制服として生まれたデニム生地が偶然にも良い色落ちに変化するという様は、作ろうと思ってもまったく同じにはなり得ません。
スタートとコンセプトが違うんですもの。
その存在意義として、今のデニムはハッキリ言ってメチャクチャ良い色落ちに育ちますし、ファッションアイコンとしてゆるぎないもので、毎日の相棒として大活躍してくれること間違いなしです。
でも、コーンミルズにはロマンがあります。
ある時は労働者を守るための作業時として。またある時は、若者を中心にファッション界をにぎわせたり。気付くと、カッコイイと思った俳優やミュージシャンたち。みんな穿いてますもん(笑)
もう、ホワイトオーク工場のデニムは手に入りませんが、またこんなロマンを感じる企画が出来たら幸いです。
当時作った説明用カタログ
できたときは嬉しかったなーっ
またこんな企画をやりたいですね!
GERUGAさま、ありがとうございました!!
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